写真を編集していて、変な色が混ざって来る ... 。
そんな経験は おありでしょうか?。
何か変だなぁ~、 と。
色相 が原因かも知れませんよ!。
色相。
そうです。
赤から始まり、黄、緑、シアン、青、マゼンタ、そして また、赤に戻る あれ です。
白や黒や灰色はありません。
これらは RGB と CMY とが交互に繰り返す原色間での 推移 です。
白や黒や灰色や、 各色の濃さや明るさ は、
色相 以外の要素が担っています。
画像編集で、色以外の要素を弄っていて、
その影響として色が崩れて行く場合は、 大元の 色相 を見て見ると良いです。
恐らく、そこには、別の色が 混ざっている筈です。
どんな色も、明るくしてしまえば 白 ですし、
どんな色も、暗くしてしまえば 黒 です。
例えば、白っぽい 諧調 の中に、複数の 色相 が混ざっている場合があります。
これを、画像編集で弄って行けば、 ベースとなる 色相 が表面に顔を覗かせる様になります。
例えば、 ある点の色を スポイド ツール で拾って、その色を見て見ると、
濃淡の変化は予測が付きますが、
その連続した諧調の 別の場所 が、同じ色目(色相)をベースにしているとは限らないですよね。
特に、ハイライトやシャドー を弄る時は要注意かも。
何かの色を、思いっ切り、淡くしたり暗くしたりして、表現している訳ですから。
とは言え、 通常の写真編集で 色相 のみを単独で弄るのは 冒険! です。
ほんの少しの変更が 大きな変化を齎す 場合が多いからでしょう。
触らぬ神に祟りなし!。 先人の知恵!。
ですから、 普通、色相単独で操作するものは少ない筈です。
色相 はナーバス! なのですね。
逆に、気を付けるべきは、
その(別の)編集手段が、知らぬうちに、色相 をも! 変化させているケースです。
でも、大抵の 加工方法は、 これにも(少しなのでしょうが)、手を付けている様です。
殊に、 大幅な値で操作する時は ... 、 分かりますよね。
それ故、
今回の この一連の投稿! と相成りました。
HSL 等で分解して、H 色相 (Hue) は触らずに 編集 合成 すれば、
元の色が大きく崩れる事は少ないでしょう。
積極的に色目を弄るなら、敢えて、色相の情報を積極的に変える事だって出来る訳です。
参考迄に、
前投稿でのサンプルを 今度は 部分抽出で無く全画面モードで 色相のみ 取り出してみましょう。
作業後に、サイズを縮小していますので、見難いですが、
HSL 分解後の グレースケール 画像 は まるで 御影石 の模様の様に 複雑で、
そこから色はとても想像出来ません。
ここでは例示はしませんが ... 。 どうぞ、 ご自分の写真で試して見て下さい。.
そこで、色を戻して見ました。 色相 のみ! です。
この例では顕著ではありませんが、
ブロックノイズ的に 斑に なっているものもあります。
でも、他の要素の情報によって、普通は、隠蔽されています。
ここでも、顕著な乱れは感じませんが、.
暗部には、ほう!と見入ってしまう情報が詰まっています。
(これが、表面化すると、どうなのだろう? と、怖い様な、面白い様な。)
そして、ピントが合っていて色が変化している周辺には 緻密な色相 が貼り付いていたりしますが、
色の変化が少ないと思われる箇所では 意外にも ラフな 色相分布 になっていたりして、
びっくりします。
この色相のみの状態から、
彩度 と 輝度 との 情報を乗せる事で、上図の上の様な 普通の(全ての)画像が成り立っています。
でも、色相のみ取り出したとしても、それを、何の為にどう利用するのか?と問われれば ... 、
答えは 単なる興味本位! と答えるしかないのですが ... 。.
極論すれば、
何も考えずに 画像編集して行くと、 この色相の情報が 変化して しゃしゃり出る のですね。
だから、色が化けるケースに遭遇するのでしょう。
さて、
この 色相 のみ取り出す為の .xcf ファイル とその方法 (GIMP) は 別の投稿 にしますね。
色相のみなら然程は難しくないです。
でも、そこから、歩み出すなら ... 。
幾つか守らないといけない事項があります。 無視すると、簡単では無い事に ... 。
まともな 絵 が出ないどころか、 エラーに遭遇して、イヤ! になりますから。
暫し、お待ちを。
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