2018年3月3日土曜日

GIMP Script-Fu (11) レイヤー情報を取得 3

前回2回 に渡って書いて来た 纏め です。
最終的に、この様なものが欲しかった のです。
全レイヤーの位置情報を表示させるスクリプトですね。  公開予定はありません。.
ここでは、文字レイヤーとして新規作成追加する形にしました。


図で見て戴いた方が分かり易いでしょうから ... 。



説明しますね。  以下、数値は上の例でのもので書いて行きます。.

背景 Back Ground に、写真を Layer として取り込んで作業した とします。
写真 Layer は、機種依存で、微妙に縦横比が異なるので、
高さ 300 に合わせると、幅が 602 と、画像の幅 600 より長くなります。 (一例です。)
この様に縮小する事で、既定のサイズに合わせつつ、極僅か 左右を切って、
原画のイメージを 別 Blog で お伝えしています。
(コンパクトカメラは 縦横比 4:3 が標準で 大きく異なりますので、また、別の方法です。).
カメラの縦横比と言っても、機種依存でして、皆 微妙に違う結果になるのですね。
機種によって、縮小時のサイズ(縦横比)に誤差がある訳です。
通常は、中央に配置して、座標位置は この例では  -1 となる筈です。
これで、縦方向は 100% で、横方法は極僅かカットですね。
しかし、操作ミスで、更に x:-3 y 3 ずれてしまっていたら ... 。

思いもしない、背景画像が周辺に線として現れ出でる形になりますね。
これが、わたしのやる ちょんぼ! です。
例では、 Layer の 右に 3 px 上に 3 px の余白が生まれ、下の Back Ground が覗いてしまいます。
それを再現したのがこれです。
実際には、もっと、大きい画像ですから、数 px のずれを視認出来ない事も多いです。
所謂、見落とし!。

これを避ける為に この Script-Fu を書いたのでした。

Script-Fu を実行すると、
文字色を選択して実行する Dialog が開きます。
その結果、 上図の様な 文字レイヤー が生成追加されます。

結果を見て行って、
ImageWidth:600  Layer  Width:602 OffSet(W):-4  から、
本来の (602-600)/2 = 1 -> Offset(W):-1 と異なっているのを発見したい訳です。

602-4 は 598 なので、画像の幅 600 を満たしていないのが分かりますね。
Offset(W):-2 なら、不足は無いですが、その後の変更(その上のレイヤー内容)によっては問題も。
   OffSet(W) は 文字レイヤー中では w-offs と表示しています。.

この Script-Fu 、
もし、もう一度続けて実行すれば、今度は /T と文字レイヤーの分も追加されたものが出現しますが。
勿論、
本来は不要な レイヤー が生成されていますから、用済み後は 削除 ないしは Ctrl-Z で元に戻します。

尚、通常、文字レイヤーは 文章の冒頭部分を拾ってレイヤー名としますが、
これでは Layers Location Inf. と固定にしました。
本来、不要である このレイヤー 。  視認性を良くして、作業ミス(削除忘れ)を防ぐ目的です。


一般的な利用方法ではないと思いますので、
Script-Fu のコード全体を載せたり、ファイルを公開する事 は考えていませんが、
もし、必要でしたら、
コメント欄から、その旨、リクエスト戴ければ、検討したいと思います。



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