2018年6月4日月曜日

あなたの GIMP 2.10.2 ちゃんと動いていますか?

16 ビット TIFF を 用意して下さい。
それを開いて見れば、 GIMP 2.10 がちゃんと動いているか否か分かります。
GIMP 2.10 の売りは 色深度が 各チャンネル 16 以上に対応している事!。
でも、インストールの仕方によっては、これが正常に機能していないケースがあります。


この Blog をご覧になっている方々は 写真を なさっている方が多いと思います。
ですから、ご自分で、16 ビット TIFF をご用意する事等 朝飯前 との前提で書き進めます。

先ずは、16 ビット TIFF をご用意下さい。

それを GIMP 2.10 で開いて、以下の様になれば、 あなたの GIMP には問題はありません。



しかし、 Bug Report や 巷の 動きを見ていると、
そうではないケースが多いと思いましたので、 この投稿を書き出しました。


 そして、
 これは、余り、書きたくなかったのですが、
 x86 Windows 版 に於いて、 不安定との記述も見掛けます。
 x86 の場合、 もう少し様子見を決め込んだ方が良いのかも知れません。  対応策 後述。.

 URL : https://portableapps.com/apps/graphics_pictures/gimp_portable

Installation Note: GIMP has issues when running from a location with non-ANSI characters in the path.

We have reverted to GIMP 2.8.22 as of May 21, 2018. GIMP 2.10.0, 2.10.0-2, and 2.10.22 Windows 32-bit binaries have all been broken. Opening, saving, and exporting files does not function in these builds.


では、 以下、 x64 前提で 話を進めます。



折角、色深度が 高深度に対応した GIMP を導入しても、
そのインストールの仕方如何で、
宝の持ち腐れになっているかも知れません。


是非、一回、確認して見て下さい。

.TIFF を開く時は、色々な確認メッセージが出ます。
埋め込みプロファイル変換の確認とか、 レイヤー取り込みの確認とか、。
でも、 もし、 16 ビットから 8 ビットに変換する旨のものが表示されたなら、
それは、昔の GIMP ( GIMP 2.8 ) のものを 引き擦ってしまったインストールになっています。

或いは、
ファイル(F) > 画像の生成(T) と進んだ時に、 スクリーンショットが ひとつ なのが、正解です。
もし、ふたつあれば、 これも、 昔の GIMP の 幽霊 が お元気 です!。  X( 。

間違ったインストールになっています。


はい。  解決方法は、再インストール です。


一旦、アンインストール して、
更に、既存ファイル で、悪さをしているものを 削除 しなければいけません。


      アンインストール 並びに 不要データ削除を行った方が良いでしょう。
      対象は以下のふたつです。
         C:\Program Files\GIMP 2
         C:\Users\UserA\AppData\Roaming\GIMP\2.10
      より慎重を期す場合、以下のフォルダもリネームをしてのインストールがお勧め。
         C:\Users\UserA\.gimp-2.8
        Plug-In 等の .exe や .dll そして .scm や .py が 対応していないケースを想定。


以前の 関連しそうな投稿 には 上記の記述を追記してあります。


アンインストールしても、一部のファイルはそのまま残されています。
これは、個人プロファイル等に導入された設定を温存する為なのですが、
今回のバージョンアップでは、これが 裏目 に出るケースがあります。
既存の古い環境がある 大抵のケース では ここに 留意 する必要がありそうです。

より慎重を期す場合、の意味は、
GIMP API は 2.10 で大きく変わっており、以前のものをそのまま組み込むと、想定外になる恐れもあるからです。
2.8 の個人設定を引き継ぐ形でインストールが進みますので、 その対応ですね。
その多くは、 単にそれが機能しないだけが多い とは想像出来ますが、
万が一、
 .exe や .dll では DLL HELL or DEPENDENCY HELL (DLL地獄 或いは ライブラリ依存関係地獄)の恐れだって ... 。
軒を貸して母屋を取られる じゃぁ、泣くに泣けない ですから ね。
お~、こわい!。


  尚、 現行の 2.10.2 用の Installer で x86 (32ビット版) Windows が問題を起こします。
  名前を付けて保存 に相当する Save As 等 ファイル ダイアログ が機能していません。
  これへの 対応策 は 以下の URL をご覧下さい。

    https://gitlab.gnome.org/GNOME/gimp/issues/1516  (2018/06/03 Comment #3) 

  本件は 別投稿 にて説明します。  少し、時間を下さいね。 出来たら リンク化 します。 *1.


メジャーバージョンアップ であった事が災いしてか、
インストーラ が 古いデータ を消しきれていないのかも知れません。
しかし、マイナーバージョンアップ として考えた場合、
温存して欲しい環境も、当然、ある訳で、
その辺りの 匙加減 は非常に難しいのでしょうね。

お任せインストーラの設計の難しい点 なのだと思います。


GIMP の 英文 ドキュメントには、 「ちゃんと消してから入れてね」 的な記述が良く見られますし、
バグ報告でも 同様な 解決策 が回答されるケースが 意外にも 多いです。
また、 同時に、汎用 レジストリ メンテ ソフト も 使用を避ける様にお願いされています。


恐らく、一旦、正常な状態を確保してしまえば、
今後のマイナーバージョンアップでは、この様な 難しい留意点は 然程 気にせずに済む 筈 です。
(詰まり、次回以降 (GIMP 3 を除く 2.10.x) は、何も考えずに、インストーラ任せで OK ! ... ?。)



[2018/06/05] 別投稿 リンク化 *1.

0 件のコメント:

コメントを投稿