第８８回 野生の息吹

野生動物に出会うと興奮しませんか？。
普段の生活では そうは目にするチャンスのない 動物。
あっ！、　XX がいる！。
と、　興奮を隠しきれない 私 です。


つい、此の前の出来事です。

山間部を走る地方幹線道路で、夕方、鹿に出会いました。
道路脇の少し拓けた場所に、立派な角を携えた雄鹿が佇んでいたのです。

角の有る野生の鹿 を見たのは、恐らく、初めてです。

暫し、車の速度を落として、横を眺めながら、通り過ぎました。
後続車もあったので、いい迷惑！ かも知れません。
でも、バックミラーから見た後続車も、横を気にしています。
「あっ、鹿だ！」　と言う声が聞こえそうな様子でした。

写真が趣味で、その写真を撮りに出掛けた帰りでの出来事です。
咄嗟に思ったのは、カメラで撮りたかった！　ですが、
既に、後の祭り。
引き返すにも、Ｕターンする場所も無いですし、
Ｕターンしたにせよ、その周辺は、道が左右に畝って車を停車させる場所もありませんし、
帰りの時間も押し迫り、　辺りは、次第に、闇に包まれ様としています。

記憶を瞼に焼き付けて の 帰宅 となりました。


此れ迄も、２回程、道路脇に鹿の姿を見た事は有りますが、
その時は、雌鹿 若しくは 仔鹿 であったと思います。
何時も、夕刻か日が暮れた後 です。


角の生えた 野生の鹿 は インパクト がありました！。



春と秋には稀に野生動物と遭遇します。

　猿
　鹿
　狸狐の類
　日本カモシカ

そうそう、
これも加えて置きましょう。　　（徒歩の時）
　蛇
実は、蛇も苦手です。

残念な事に、いいえ、幸いな事に、
　猪
　熊
にはお会いしてはいません。


残念ながら、野生の鹿の写真は撮った事がありません。
折角ですから、
天然記念物 ニホンカモシカ に出会った時の写真を 我がライブラリから 探して来ました。
2011 年 5 月 の　栃木県日光市 足尾地区 です。

野生の鹿の写真 をゲット出来る良いチャンスだったのに！ ... 。
拝めただけでも芳し！　としましょう。


基本、野生動物は警戒心が強く、危害を加えられるケースは少ない筈です。
しかし、身の危険を感じれば、防御に出るのは 野生の掟 です。

八百万の神の国、日本。
触らぬ神に祟りなし　です。

少し、様相が異なるのが、観光地道路の猿。
彼らは、人間に慣れていて、近寄って来たりもします。
窓を開けて、手でも出そうものなら、危険です。
やはり、　猿 だけは、人間に近いのか、　好奇心の塊 だったりします。

MGT#0069 申年！2016

こうして、野生動物に遭遇して感じるのは、
自然の逞しさ　ですね。

棲む世界が違うので、　滅多な事では、その姿を見掛ける事は無いのですが、
偶然にも、出会った彼らは、威風堂々としています。
我関せず 的な 雰囲気 を漂わせ、　無視している様な素振りです。
実際には、警戒心のチャンネルを張り巡らし、こちらの動きを探査している筈ですが。


好奇心を捨て、　無の境地。
そんな感じさえ受け取れます。

或いは、
興味を持ちつつ、一定の距離を取り、その時に備える！、　でしょうか。
その時が、退散なのか攻撃なのか、は、　相手次第 ... 。


野生 と言う言葉を、疾うの昔 に捨て去った 私達。
でも、　それらから学ぶ事柄も多いのかも知れません。