2019年3月15日金曜日

画像編集 色って ... 難しい

私にはあまり無いケースなのですが、
GIMP 等の写真加工等で、色目を弄るケースも多いかと思います。
でも、大きく弄る場合、その色が果たして何色なのか、困り果てるケースも。
色の名前は難しいですね。


俗に言う 色の名前 は絶対的ではありません。
一位に決まるものでは無く、某る 範囲 を持っているのが、普通 です。
そして、隣接する色の影響を受け、その印象が変動します。
隣接部分の大きさ(面積)の影響も受けますし、
見ている環境色の影響もあります。
オマケに、画像編集している環境(モニタの設定)にも左右される訳ですね。

端的な例は、色を均一に塗り潰す場合と、文字の表示色にする場合。
これらのふたつでは、同じ色でも、随分と、その印象が異なるものです。

そして、色の名前。
代表的な、皆が思うであろう、何かの名前を元に、その名が付けられているケースも多いです。
俗に言う 何とかの色 ですね。
でも、それは、お国や民族性にも影響され、
所変われば何とやら ... です。



これらの一般的な お話 は 色彩学 や その専門家の方々に お任せ するとして、

画像編集時に、思い描いた色に加工する事を考えます。


自分の感性や加工の技術を頼りに、
画面を見ながら、弄って行く訳ですが、
悩み出すと泥沼が待っています。

 この色って何色?。
 合ってるのこれ?。

 傍らで、またか! と、呆れて見ている 親しい人 に、
 印象を聞いて見たりもしますが ... 、
 それが、更に、混乱に輪を掛ける事に繋がったり ... 。

色音痴! そんな言葉が頭を過ります。


其処で取る行動は、Internet で色を調べる ですが、
同じ名称が、同じ色とも限りません。
複数の検索結果で、その色表示 HTML 色番号 が異なっている事もしばしばです。

さて、困った!。

では、そのデータを取り込み、
一覧表形式で表示させ、見比べては如何なものか? と考えた訳です。

例:  名称に 桜 と付く色
この図は、GIMP の機能ではありません。  自前で書き起こした VB.net のものです。.


さてさて、
単なる知識としてなら、これで OK でしょう。
でも、画像編集作業の手助けをさせるとしたら ... 。

比較 が必須になりますね。

ちょっと、脱線します。

 色が難しいのは、
 その要素が2次元ではないから です。
 そして、多分に、主観的要素も含まれるから です。

 そのものに強く光が当たれば、はっきりとした色ですが、
 薄暗い場所でも、その色!と、認識しているのは、ご存知の通り。
 光の強弱に反応して、色は変わるものですから。

 そうです。
 そもそも、認識している色には幅があるのです。
 そして、その比較に於いて、 進出色と後退色 なんて語句もありますし ... 。
 恐ろしい事に、色彩識別度に個人差すらある訳ですから。
 目の錯覚も 付き物 ですし ... 。


数値化すれば客観的とは言え、
2次元ならピンッとは来ても、相手 は 3次元!。
RGB や HSV や XYZ や La*b* や ... 色空間 と呼ばれる考え方は、皆3次元。
容易には行きませぬ!。

 個人的に、一番理解し易い(応用し易い)のは HSL です。
 色目、純度、濃淡 を表す、 Hue(色相) Satulation(彩度)Lightness(輝度)。
 色空間比較の正確さでは、XYZ や La*b* に劣るとされるのですが、
 直観的な判断にはこれが一番かも知れません。


せめてもの 救い は、
HTML 色 と呼ばれる 7桁の数値。

RGB を 16 新数に置き換えたもので、
#rrggbb で表されています。
# を省略し、6桁表記の場合もあります。

これを使えば、変数は ひとつ で済んでしまいます。
コピーアンドペーストなら、1回で OK !ですね。

幸いかな、#000000 から #FFFFFF 迄のセットは、
あなたがお使いのモニタの全色を表現出来ています。
実際の色は、もっと、多いのでしょうが、
人間が識別出来る範囲にはこれで十分。
最終的な加工画像も、.jpg が前提なら、100% カバーです。
HTML色全色を識別出来るのか? と正されれば、私には無理!と答えたい。
そもそも、私のモニタは 100% カバーでは無いですし ... 。

もし、モニタ調整が狂っていたとしても、
これらの数値が表す色も、同じ様に、狂って表現される訳ですから、
名前が付いた色と比較すれば、概ね、傾向は掴めるのでは無いか!、 と。



[2019/03/19] タイトル変更

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