GIMP 等の写真加工等で、色目を弄るケースも多いかと思います。
でも、大きく弄る場合、その色が果たして何色なのか、困り果てるケースも。
色の名前は難しいですね。
俗に言う 色の名前 は絶対的ではありません。
一位に決まるものでは無く、某る 範囲 を持っているのが、普通 です。
そして、隣接する色の影響を受け、その印象が変動します。
隣接部分の大きさ(面積)の影響も受けますし、
見ている環境色の影響もあります。
オマケに、画像編集している環境(モニタの設定)にも左右される訳ですね。
端的な例は、色を均一に塗り潰す場合と、文字の表示色にする場合。
これらのふたつでは、同じ色でも、随分と、その印象が異なるものです。
そして、色の名前。
代表的な、皆が思うであろう、何かの名前を元に、その名が付けられているケースも多いです。
俗に言う 何とかの色 ですね。
でも、それは、お国や民族性にも影響され、
所変われば何とやら ... です。
これらの一般的な お話 は 色彩学 や その専門家の方々に お任せ するとして、
画像編集時に、思い描いた色に加工する事を考えます。
自分の感性や加工の技術を頼りに、
画面を見ながら、弄って行く訳ですが、
悩み出すと泥沼が待っています。
この色って何色?。
合ってるのこれ?。
傍らで、またか! と、呆れて見ている 親しい人 に、
印象を聞いて見たりもしますが ... 、
それが、更に、混乱に輪を掛ける事に繋がったり ... 。
色音痴! そんな言葉が頭を過ります。
其処で取る行動は、Internet で色を調べる ですが、
同じ名称が、同じ色とも限りません。
複数の検索結果で、その色表示 HTML 色番号 が異なっている事もしばしばです。
さて、困った!。
では、そのデータを取り込み、
一覧表形式で表示させ、見比べては如何なものか? と考えた訳です。
例: 名称に 桜 と付く色 |
この図は、GIMP の機能ではありません。 自前で書き起こした VB.net のものです。.
さてさて、
単なる知識としてなら、これで OK でしょう。
でも、画像編集作業の手助けをさせるとしたら ... 。
比較 が必須になりますね。
ちょっと、脱線します。
色が難しいのは、
その要素が2次元ではないから です。
そして、多分に、主観的要素も含まれるから です。
そのものに強く光が当たれば、はっきりとした色ですが、
薄暗い場所でも、その色!と、認識しているのは、ご存知の通り。
光の強弱に反応して、色は変わるものですから。
そうです。
そもそも、認識している色には幅があるのです。
そして、その比較に於いて、 進出色と後退色 なんて語句もありますし ... 。
恐ろしい事に、色彩識別度に個人差すらある訳ですから。
目の錯覚も 付き物 ですし ... 。
数値化すれば客観的とは言え、
2次元ならピンッとは来ても、相手 は 3次元!。
RGB や HSV や XYZ や La*b* や ... 色空間 と呼ばれる考え方は、皆3次元。
容易には行きませぬ!。
個人的に、一番理解し易い(応用し易い)のは HSL です。
色目、純度、濃淡 を表す、 Hue(色相) Satulation(彩度)Lightness(輝度)。
色空間比較の正確さでは、XYZ や La*b* に劣るとされるのですが、
直観的な判断にはこれが一番かも知れません。
せめてもの 救い は、
HTML 色 と呼ばれる 7桁の数値。
RGB を 16 新数に置き換えたもので、
#rrggbb で表されています。
# を省略し、6桁表記の場合もあります。
これを使えば、変数は ひとつ で済んでしまいます。
コピーアンドペーストなら、1回で OK !ですね。
幸いかな、#000000 から #FFFFFF 迄のセットは、
あなたがお使いのモニタの全色を表現出来ています。
実際の色は、もっと、多いのでしょうが、
人間が識別出来る範囲にはこれで十分。
最終的な加工画像も、.jpg が前提なら、100% カバーです。
HTML色全色を識別出来るのか? と正されれば、私には無理!と答えたい。
そもそも、私のモニタは 100% カバーでは無いですし ... 。
もし、モニタ調整が狂っていたとしても、
これらの数値が表す色も、同じ様に、狂って表現される訳ですから、
名前が付いた色と比較すれば、概ね、傾向は掴めるのでは無いか!、 と。
[2019/03/19] タイトル変更
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