この秋に予定されている Windows 10 の 大型更新で、
メモ帳 Notepad.exe
つまり、別途、専用エディタ を用意しなくても良くなる可能性が出て来ました。
GIMP 等のスクリプトや設定ファイルを編集・操作していて、
一番の課題は 別途、専用エディタ を導入する必要がある事 でした。
しかし、この点は、 次期 Windows 10 (version 1809) では変わる様です。
OS に付属する メモ帳 (Notepad.exe) が機能拡張し、
改行文字として、CR+LF 以外にも LF のみも 認識する様になるとの事です。
CR+LF は従前から続く Windows OS での改行文字だった訳です。
普通はこれで、何ら、問題は無いのですが、
一部の Linux 系を起源とするソフトでは、
CR+LF では無く、
LF のみで改行を表したファイルを用いて、ソフトを制御するものがあったのです。
このファイルを メモ帳 で編集してしまうと、
改行文字が混在した状態になり兼ねなく、
更に、BOM と言う Windows での 識別文字列の様なもの が冒頭に挿入されます。
この状態では、処理側の実装によっては、不都合が生じる怖れもあったのです。
それ故、この特殊な状況下では、
Windows を前提に設計された メモ帳 (Notepad.exe) では無く、
それ専用に エディタを用意する事 が、安全への第一歩 だったのですね。
予てより、 Linux をも含む 統合開発環境を Windows 上に構築して来た訳ですが、
(WSL(Windows Subsystem for Linux)) *1.
いよいよ、 その成果が 一般ユーザーへも降りて来る 形 なのでしょう。
この メモ帳 (Notepad.exe) の更新が、実際の OS 更新でどうなるか? は、
未だ、正式公開前ですから、不明です。
それ故、実行ファイル名が変わる事も想定し、? や (?) を文章中に入れてあります。.
恐らく、名称が変更になる事は無い、とは思ってはいますが ... 。
後日、確認した処、実行ファイル名は、従前同様、notepad.exe のままでした。 *4.
勿論、
専用エディタ には 利用開発言語に応じた拡張機能もありますから、
OS 付属の メモ帳 には無い 優れた もの も持ち合わせています。
でも、
ちょっと見て見る とか、 少しの僅かばかりの修正をしたい とか、
そんなケースでは重宝する事になるでしょう。
更に、それ程、バリバリ書いていない大勢の方々 にとっては、
ご自分でのファイル修正のハードル が 大幅に下がる! 事にも繋がります。
個人的には、メモ帳 Notepad.exe (?) の機能拡張!、期待しています。
尚、 version 1809 は 2018/10/02(米国時間)に配信開始になった模様です。 *2.
暫くすれば、OS からアナウンスが表示されるものと思われます。 *2.
更新後の第一印象 . *3.
version 1809 に更新した後の メモ帳 notepad.exe は、変化が無い様に見受けられますが、
表示(V) > ステータス バー (S) と辿って ステータスバーを表示させれば、
現在の改行文字列が何を使っているのか? が分かります。
LF UTF-8 No-BOM のファイルを表示させれば、 Unix(LF) と表示されます。
新規は Windows(CRLF) で、 これで記述したものを LF に変え、BOM なしで保存するのは、無理そう。
詰まり、 既存の編集のみに対応 と言う事で ... 。 少し、残念。 X(
[2018/10/03] WSL の件を追記 *1.
[2018/10/03] v 1809 配信開始を追記 *2.
[2018/10/03] 第一印象を追記 *3.
[2018/10/19] 従前と実行ファイル名に変更はない旨を追記 *4.
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